前かがみの姿勢がつらい!=腰痛の原因と対処法=
ブログをご覧いただきありがとうございます。
八尾市 河内山本
3年以上治らない ひざ痛・腰痛専門
アークス整骨院 眞榮田有加です。
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こんにちは!
今回は腰痛についてお困りの方に対してお伝えします。
・だましだまし家事やお仕事をしている
・繰り返す痛みに困っている
腰痛を我慢しながらの日常生活は辛いですよね。
辛い腰痛の原因と対処法をまとめたので参考になればと思います。
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一言に腰痛といっても症状は様々です。
この動作で痛い、この姿勢が辛いなどありませんか?
まず、どの動作で痛みが出るのか確認してみましょう。
・前かがみ
・後ろに反る
・横に倒す
・体をひねる
痛みは再現できましたか?
それでは痛みの原因をみてみましょう。
今回は前かがみのときの痛みについてご紹介します。
①前かがみで痛い
前屈の姿勢は、日常生活の中でも良くとりますよね?
たとえば
・しゃがむ
・ズボン・靴下をはく
・掃除機をかける
などがあります。
普段良くとる姿勢だからこそ痛みが出るとすごく辛いものですよね。
では、前屈をしたときに出る痛みの原因とは何でしょうか?
なぜ前屈をしたときに痛みが発生するのでしょう。
それにはまず、体の後面の伸張性の低下が考えられます。
伸張性とは体を曲げたり伸ばしたりするときに、その方向と反対側の伸び具合、
つまり簡単に言うと、前屈の時には背中側、反る時にはお腹側の伸び具合です。
この伸張性が何らかの理由で低下してしまうとうまくその動作をとれなくなります。
なぜ、伸張性の低下が起こるのでしょうか?
それには主に、
①癒着
②過緊張
があります。
それでは、それぞれの説明をしていきますね。
①癒着とは...
癒着とは筋肉同士がくっついてしまっている状態です。
イメージしていただくと図のようにテープ同士を張り合わせた状態で、
本来、隣り合う筋肉はそれぞれに違う動きをするのですが癒着してしまうと
滑走が悪く自由に動くことができずに、伸張性の低下・痛みの発生が起こります。
②過緊張とは...
過緊張とは働かない筋肉の存在があるためにその筋肉をかばって、
ある動きをするときにいつも以上に負担がかかることから起こります。
本来なら50:50の割合でバランスが取れているところが、
働かない筋肉のせいでバランスが70:30の割合になってしまう状態です。
この場合、一方が頑張りすぎているため筋肉に余裕がなくなってしまいます。
過緊張の感触としてはコリコリしたような感じや張っている感じです。
過緊張の筋肉をほぐせばいいのでは...?
となるところですが、働かない筋肉をそのままにしてしまうと
結局、一方が頑張らなくてはならないため、また過緊張状態に陥ってしまいます。
なかなか治らない繰り返す痛みは、このループが引き起こしているのです。
それでは、前屈の時の痛みの原因となる筋肉と対処法をご紹介します。
原因となりやすい筋肉
(脊柱起立筋・ハムストリングス・殿筋などの過緊張)
・脊柱起立筋・広背筋
脊柱起立筋と広背筋は上体を後ろへ反るという似たような作用をするのですが、
一方が働かなくなるともう一方がかばってしまうため、
脊柱起立筋と広背筋のバランスが崩れます。
働きが悪くなり過緊張を起こして、伸張性が低下することがあるので
正常に働けるようにしましょう。
対処法としては以前に記事がありますのでお手数ですがこちらをご参照ください。
・殿筋群
殿筋群は股関節に深く関与する筋肉のため腰痛に対して重要な働きをします。
これらがうまく働いていないと動作時に痛みを引き起こします。
また、痛みの原因として殿筋群の癒着、または過緊張による神経圧迫が考えられます。
通常、神経から筋肉に”動きなさい”という信号を出すのですが、
その神経が圧迫されることでうまくその信号が伝わらず力が入りにくくなります。
イメージ的にはホースを踏まれてしまって水がちょろちょろとしか出ない様子です。
ホースが神経、水が信号といった感じです。
殿筋群は上殿神経と下殿神経と呼ばれる神経によって主に支配されますが
この神経を圧迫する原因として梨状筋による問題があります。
梨状筋の下を通る下殿神経が梨状筋によって
圧迫を受けて信号が通らなくなると大殿筋の働きが悪くなります。
大殿筋は股関節を後方に伸ばすときに働く筋肉ですが、大殿筋が働かなくなると
股関節を伸ばす動きを太ももの後面が過剰に行うことになり、
過緊張状態に陥りやすくなります。
それにより前屈がしづらい、痛みが出るという状態が起こってしまいます。
上殿神経:青色
(中殿筋・小殿筋)
下殿神経:薄緑
(大殿筋)
対処としては、まず梨状筋に対してアプローチしてみましょう。
梨状筋があるのはちょうどおしりのえくぼのあたりです。
その周囲をマッサージしてみましょう。
(テニスボールを使用してもいいですよ!)
・ハムストリングス
ハムストリングスは太ももの後面にある筋肉で
内側(半腱様筋・半膜様筋)と外側(大腿二頭筋長頭・短頭)に分けられます。
ハムストリングスは股関節を後ろへ引く、膝を曲げる動作で働きます。
ハムストリングスが働かなくなり、伸張性が低下すると前屈時に制限が起きます。
その原因としては内側・外側同士の癒着、周囲の筋肉との癒着
もしくは過緊張を起こしていることも考えられます。
癒着しやすい筋肉(内側:内転筋、薄筋 外側:腸脛靭帯、外側広筋)
癒着をはがすために
ハムストリングスをしっかりとつかんで動かしてみましょう。
地面に踵をつけて軽く膝を曲げるようにすると
ハムストリングスが盛り上がってくるので触りやすくなります。
こんな感じです。お風呂の中でもできそうですね!
筋肉の境目を狙って隣接する筋肉からはがすようにすると効果的です。
このように前屈の際の痛みには様々な原因が考えられます。
なのでしっかりと原因となっている部位にアプローチをしなければなりません。
今回紹介したことが腰痛の全ての原因と限りませんが、可能性としては高いので
ぜひ試してみてください。
また、改善がみられない場合、他の原因も考えられるので
お気軽にご相談ください。
次回は後ろに反ったときの痛みについてお伝えします。^^
★こちらから★
★あわせてこちらもお読みください★
もし現在、膝の痛みでお悩みでしたら、
些細なことでも結構ですのでご相談ください
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